話し合いが平行線を辿る場合は「内容証明」という切り札も


現実的な面というのは、やはりお子さんのことです。お子さんは12歳、8歳と育ち盛りですし、多感な時期ですよね。旦那様は不倫相手を呼んで「ママも好きだけど、ぼくは彼女もいるんだ」ということを子どもたちに言えるのでしょうか? 妻の思いを踏みにじって自分勝手に生きる背中を、子どもたちに見せられるのでしょうか? 一度旦那様と膝を突き合わせて、問いかけてみてはいかがでしょう。みつきさんが不倫行為に目をつぶったまま生活を続けても、やはりその苛立ちは家庭内に現れると思います。そんな不健全な環境で子どもたちを育てたくないということも、しっかりお伝えしてみてください。

みつきさんは「私がもっと、夫と向き合っていたら良かった部分もあるとは思います」とおっしゃっているので、セックスレスの傾向があったり、女性としての意識が欠けていたと感じているとしたら、異性としての魅力を感じてもらうにはどうしたらいいかも、話し合ってみるといいかもしれません。

話し合いで改心してくれたり、夫婦間のセクシャルな課題が解決すればいいのですが、どこまでいっても平行線を辿るようなら、やはり別居や離婚のことも話し合わなければならないと思います。そこであまりに不誠実なものが見えたなら、旦那様と不倫相手が勤める職場に不倫の「内容証明」を送ることも、頭の片隅に置いておいたほうがいいのではないでしょうか。

不倫を認めたくない妻の気持ちを顧みず、セカンドパートナーという提案をした旦那様には、その選択をした責任がありますし、代償を払う可能性があることを旦那様は少し理解した方がいいと思います。

まずは離婚をしないための話し合いをしてみる。弁護士さんへの相談や「内容証明」は最後の切り札としてみつきさんの胸の内に秘めておく。関係修復のために、切り札は最後の最後まで明かさない方がいいと思います。とても苦しいかもしれませんが、旦那様に対する愛情と、みつきさんが守りたいものを冷静に秤にかけながら、粘り強く交渉してみてください。

旦那様が自由な振る舞いをできる余裕があるのは、きっとみつきさんがいるからこそ甘えているのだと思うのです。旦那様が一番大切なものに気づき、おふたりが1対1で愛を育くめる日々が来ることを心から願っています。

 
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取材・文/金澤英恵


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