「不合格」からが保護者の出番


近年の中学受験のスケジュールは非常に多様かつ過密となり、午前と午後で違う学校を掛け持ち入試、というのも珍しくなくなりました。

入試が複数回ある学校、2月3日以降に入試を実施する学校のなかには、前日まで出願を受け付ける学校も多数あります。

「2月3日、第一志望と第二志望両方の不合格が分かりました。子どもはとてもショックを受けた様子でしたが、親はここからが本番と気持ちを立て直し、想定していた4日の学校に出願。試験当日に発表があり、まさかのこちらも不合格。頭は真っ白になりましたが、4日の夜中に急遽5日の受験を決意、ウェブサイトから出願、無事に受験しました。現在はこちらにご縁をいただき、元気に通っています」(2021年受験生保護者)

 

一昔前では考えられないようなスピード感ですが、受験生の立場からすれば心強いエピソードです。2月4日あるいはそれ以降まで出願できる学校例としては渋谷教育学園渋谷、​広尾学園、攻玉社、本郷、成城、逗子開成、明大中野八王子、東京都市大付属、帝京、郁文館、頌栄女子学院、大妻、跡見学園などが挙げられます。(詳細な情報は各ウェブサイトを必ず照会してください)

 

事前に出願しておくのが理想ですが、1日~3日の合格を握ったうえで「チャレンジ校」としての挑戦、あるいは前半戦で残念な結果でも保護者が落ち着いて情報を集めれば、そこから出願できる学校が見つかる可能性があります。