希望する職種に合わせて「テーマ」を明確化

 

自分がどのような業種・職種に転職したいか、目的に合わせて見せたい経歴を強調することも大切です。職務経歴書の「テーマ」を決めてブラッシュアップしていきましょう。

 

例えば、Sさんが現在と同じ金融相談の仕事を希望しているなら、一番に「金融相談」の経歴を。異業種のマネージャー職で活躍したい場合は、マネジメント経験を優先的に書きます。職務要約も「すべての応募先に同じ内容」ではなく、以下のように書き分けるといいですね。

<Sさんの職務要約・テーマ別例文>
・テーマA:金融相談を志望

約20年金融業界の経験を積み、テラー業務や金融相談を主に担当してまいりました。

・テーマB:マネジメント職を志望
約20年金融業界の経験を積み、主にチームマネジメントを担ってまいりました。

マネジメント職を希望する場合、テーマAではマネジメント経験者があることが伝わりません。逆に、プレイヤーを希望する場合は、テーマBだと「うちにはオーバースペックだな」と敬遠されてしまう可能性があります。

希望する職種に「刺さりやすい職務経歴書」を目指すなら、転職後も活かしたいスキル・経歴を明確化しておきましょう。