「心配」は自分への「心配り」にも変えられる


あなたが日々格闘している「心配」は、見方を変えれば「心配り」に変えることだってできるはず。好きな映画を観てリラックスしたり、丁寧に接してくれるエステで緊張をほぐしたり、自分を優しく労るために心を配ってあげてください。心配りは、何も他人だけにするものとは限りません。あなた自身のためにだって使えるものなのです。

自信を育むために、あなたを大切に扱ってくれる、丁寧に接してくれる経験にお金を使うのも、ひとつの方法です。たとえば、ちょっといいレストランでお食事したり、ちょっといいエステに行ってみたり。なかなか自分を大切にできない人は、誰かの心配りに触れることで、自分を慈しむ気持ちが育つこともあるからです。お金を払わなくても、そうした場所をお持ちならそれでいいのですが、自分を大事にしてもらう経験をお金で得ることに、後ろめたさを感じる必要もありません。

 


妬みを溜め込まず、自分の性分をネタにしてみる


人の成功と自分を比べて落ち込んでしまうのなら、「いいなあ」という羨ましがる気持ちをいっそのこと、口に出していきましょう。直接言える人はもちろん、SNSならコメントしてみるのもいいですね。「いつも素敵ですね!」「私もあなたのようになりたいです!」「応援してます!」と言葉にすると、相手を正面から認めたことになるので、自然と妬みとは感じなくなっていきますよ。

パートナーもいらっしゃるとのことですから、不安を口にしたらもはや“ネタ”としてツッコミを入れてもらうのもいいですね。私は左利きを右利きに後から直したので、ビンやパウチを開けた時、思わず“本体”を捨ててしまうことがしょっちゅうあります(笑)。自分でもおかしくて、もはやネタとしてたくさんの方にツッコんでもらおうと写真をアップすることも。失敗したらしたで、それもひとつの笑いのタネにだってなるのです。

「また余計なこと考えちゃった!」と思ったら10円玉を貯金箱に入れるのもいいですね。ゲーム化をすることで必要以上に落ち込まずに済みますし、お金も溜まって一石二鳥です。

不安があるのは生きている証ですし、あなたは誰よりも一生懸命生きています。「仕事もあり、パートナーもいて、趣味やこれからやってみたいこともある」と言うはななんさんは、十分幸せな「今」を送れていらっしゃいますよ。そのことに誇りを持って、未来への心配を「自分への心配り」に使い、もっと気楽にご自身を愛してみてくださいね。

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取材・文/金澤英恵

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