アンジェリーナ・ジョリーは、おそらく「ライトワーカー」

ロシアのウクライナ侵攻後、アンジェリーナ・ジョリーはリヴィウを訪問した。写真:AP/アフロ

さて「ライトワーカー」とは、文字通り「光の仕事をする人」。人の心に光を与える人という意味。もっとわかりやすく言うならば、人の痛みが分かり、人のために行動が起こせる人々。ボランティア的な活動に積極的に参加する人はもちろん、ヒーラーなど、人の心を癒やす専門的な仕事に就く人、そして人を励ましたり幸せに導いているアーティストなども、その部類に入ると言います。
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写真:AP/アフロ

じゃあ例えば誰なのかと言うなら、マザー・テレサなどはその象徴。一方、時代を超えて人を癒やす音楽を山ほど残したモーツアルトなども、軽薄さが取り沙汰されながらもライトワーカーの1人だったと言えなくもないし、少々偽善的なアピールも目立つハリウッドにおいて、本気の活動を積極的に行っているアンジェリーナ・ジョリーも、おそらくはライトワーカー。

 

10代までリストカットを繰り返していたと言うアンジーを例に取るとよくわかるのですが、ライトワーカーの多くは子供の頃、周囲の人と感覚が違い、非常に苦労が多かったと言われます。集団より1人を好み、権力やお金に執着しないことも大きな特徴だとも。
 

一方で、「国民の祈りでありたい」というスタンスを常に守ってきた上皇后美智子さまも、ライトワーカーであると思えてならないのです。
民間から皇太子妃になった時、そういう自覚に目覚めたと言うよりは、もともと美智子妃は世の中のため人のために祈ることができる人物だったのでしょう。

成年皇族として初の記者会見。にじみ出る尊い人柄に涙した国民も多かった。写真:毎日新聞社/アフロ

いやそういう意味では、現在の天皇と皇后も、そして愛子様も、そうした役割を心から自覚されているように思え、私たちがその姿をただ目にするだけで心が癒やされるように感じるのも、生まれながらに「光の仕事をする人」だからなのではないかとさえ思うのです。

偶然か必然かはわかりません。でも皇室にはまさに存在自体に、人々の心に光を与える特別な力を感じます。
ある意味、自分を抑えて“国民のため”をこそ自らの存在意義と心底考えることのできる人が、そこに導かれるのではないかと。とても不思議だけれど、太古の昔、天皇家の祖先は神であったことを考えれば、むしろ自然な流れなのではないでしょうか。