「美人だってほめているんだから、ちょっとくらい踏み込んだことを言っても大丈夫でしょ?」

「ほめて下げる」人には、実はこんな気持ちが隠れてはいないでしょうか? しかし、特にアドバイスを求めていない人にとっては、その褒め言葉も含めて大きなお世話でしかない……かもしれないですね。

主語は常に「私」で話そう。「楽しそうな人」は宣伝効果抜群!

 

一方で、リカさんの周囲の気持ちも分かるような気がします。

自分にとって楽しいこと、たとえばおしゃれとか買い物とか恋愛とか。そういうものをリカさんにも知ってほしいし、楽しんでほしいと思っているんですよね。それは本来とても優しくて親切な行為だと思います。きっと、ご友人やご家族にも悪気はないでしょう。問題があるとすれば、伝え方です。

「ほめて下げる」遠回しな伝え方は、わざわざする必要ないでしょう。「あなたは●●すべき」という一方的な決めつけも、相手の心を閉ざすような気がします。何より効果的だと思うのは、「私はこれが大好きなの! 私はこんな風に楽しんでいるんだよ」という主語が「私」の伝え方。何かに夢中になっている人、楽しそうな人って、ついつい目がすいよせられませんか? 話を聞いてみたいなと思いませんか?

 

「もったいない」と勝手にこちらを残念扱いする人は、スルーしたっていいと思います。でももし機会があれば、周囲の方たちにおしゃれや恋愛の楽しみ方を聞き返してみてはいかがでしょうか。自然に会話が盛り上がれば、リカさんの心が動かされることもあるかもしれません。

そしてもちろん、リカさんにとって楽しいことも、ぜひ周囲にシェアしてくださいね。そうやって楽しい気分を循環させて、お互いの世界が広がればいいなあと思います。

皆さんのモヤモヤ話を教えてください!

職場や家庭で、イラっとしたけど言えなかった、違和感を感じたけど言葉にできなかった、モヤモヤしているのは私だけ? と思った経験がありましたら教えてください。エピソードを掲載させて頂く際はミモレの会員ニックネームではなく、仮名でご紹介します。皆さまからのエピソード投稿をお待ちしております。

応募する

〔ミモレ編集室〕は、ミモレのオフィシャルコミュニティです。「好きを伝え、つなぎ、つながる」をキャッチフレーズに、〔ミモレ編集室〕メンバーの一人一人がこれまでに培ってきた美意識や好きなこと、最近気になっていることなどを自由にシェアし、繋がる場です。

文/梅津奏
構成/山本理沙

 

前回記事「「俺を悪者にしないでくれ」進路に迷う息子への対応について、パパの不満が爆発」はこちら>>

 
  • 1
  • 2