歌詞にも登場! BTSのデビュー時代から2015年頃までの宿舎、通称「青い家」

⑦旧宿舎(デビュー時代~2015年)

ここからは、8月23日に配信された「Run BTS! 2022 Special Episode - Telepathy Part 2」にも登場した、メンバー思い出の聖地をご紹介しましょう。

BTSメンバーが『花樣年華』で注目を浴びる前まで住んでいたのが、こちらのビルの3階。デビュー時代から2015年頃までの宿舎です。もともと事務用の空間をリフォームして住居に。韓国経済新聞によると、専用面積は87平米。7人が住むには、決して広いスペースではなかったはずです。

 

2013年6月に初めてリリースしたアルバム『2 COOL 4 SKOOL 』の発売初年度の売り上げは、わずか2万4000万枚ほど。そんな時期にも彼らは支え合い、ファンに笑顔を見せていました。2014年6月には、この宿舎でデビュー1周年を祝う様子をTwitterやYouTubeで発信しています。

 

壁が青いので、通称「青い家」。2015年にリリースした『花樣年華 pt.1』に収録されている「Moving On」は、この宿舎から引っ越す瞬間の気持ちを歌った曲です。「青い家」で過ごしながら感じていたアーティストとしての未来への不安や、より大きな宿舎に移る希望が歌詞に記されています。

 


BTSの練習生時代の聖地といえばここ! メンバーお気に入りのメニュー「黒豚石焼ビビンバ」をぜひ

⑧油井食堂(デビュー当時~)ソウル特別市 江南区 論峴洞 8-8

BTSの練習生時代の聖地といえば、油井食堂です。当時レッスン用のスタジオがこの地下にあったことから、毎日のように(1日3回の時も!)通っていました。

BTSで埋めつくされたお店の外観から聖地感たっぷり!

 

店内も天井までBTSだらけ。2013年9月にリリースされたファースト・ミニアルバム『O!RUL8,2?』のポスターに書かれたサインは、世界のARMYにとって重要文化財並みの貴重品です。

 
 
目に入るものすべてにBTS


BTSお気に入りのメニューとして知られているのが、「黒豚石焼ビビンバ」です。みんなで大皿に乗ったピリ辛の黒豚を野菜に包んで食べることが多かったBTS。それをおひとり様でも気軽に味わえるようにアレンジしたのが、このビビンバです。別盛のご飯を器に入れて、かき混ぜると、野菜たっぷりで栄養バランスもバッチリの通称「バンタンビビンバ」のできあがり。

推しが愛した味を追体験


聖地として名高い店を切り盛りするカン・ソンジャさんのファンというARMYも多く、カンさん自身がもはや「聖人」のような存在に。

「最近メンバーが来たのはいつですか?」とたずねると、「3年ぐらい前。大スターになったけど、人懐っこくて昔と変わってなかったですよ」と目を細めて教えてくれました。

カメラを向けると自然と指ハートで応えてくれたカンさん


小ぢんまりとしたビルの一角にあった、BTSデビュー当時の事務所

⑨BIGHIT Entertainment旧事務所(デビュー当時)2013年

すべてはここから始まった――。

油井食堂の近くにたたずむ小ぢんまりとしたビルの一角に、デビュー当時の事務所がありました。BTSがワールドスターへの階段を駆け上り、仰ぐほど巨大なHYBEの新社屋に世界中のファンが訪れる日が来るとは。9年前にこの場所で彼らが夢への第一歩を踏み出した時には、おそらく誰も想像すらできなかったことでしょう。

 

2013年6月13日Mnetの『M Countdown』でデビューステージを飾った直後のtweet。



(筆者よりおことわり:⑦⑨は2022年現在、他の入居者がいるため住所明記はひかえさせていただきました)
 

【画像】BTS思い出の場所〜旧宿舎から現在まで25枚を一気見!
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写真/桑畑優香
構成/露木桃子

 

 

 

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