運動習慣には、メンタルへの効果や、骨量を増やす効果も
6 気分を明るくし、ストレスに対抗しやすくする
うつや不安は、脳の記憶を司る部分である海馬の萎縮を招きますが、運動を習慣にすると海馬の萎縮を防げることがわかっています。
また、運動はストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの値を下げる効果も。コルチゾールはうつや認知症を引き起こす要因であることもわかっているので、運動をすればこれらのリスクを下げられるということです。
7 骨を強くする
運動をして骨に重力刺激が加わると骨量が増え、加齢に伴う減少を防げます。ウエイトトレーニングでも骨量が増えることがわかっています。
8 意欲を高める
加齢とともに神経伝達物質のドーパミンが減るので、やる気が落ちてきますが、運動をするとドーパミンの分泌量が増え、やる気が高まります。
こんなに多くの効果があるのですから、ぜひ運動を習慣にしてくださいね。
<新刊紹介>
『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』
著:産婦人科医 高尾美穂
定価:本体1600円(税別) 講談社
女性ホルモンに振り回される人生前半の40年と、ホルモンがなくなり落ち着く後半40年、そしてその間にある更年期という嵐の10年間。
自分がいま人生のどの時点にいて、体と心はどういう状況になっているのか。それが把握できていれば、対策はあるのです。
この本では、高尾先生が日常でできる解決策を教え、解決策がないことならば違う角度でのとらえ方を提案。また、女性がラクになる生き方のアドバイスもたっぷりと。
女性ホルモンとうまく付き合い、自分の人生を自分でデザインしていくために。
高尾先生が優しく語る111の「こうすれば大丈夫」を、ぜひ生きる指針にしてみてください。
編集協力/和田美穂
撮影/馬場わかな
イラスト/Shutterstock
前回記事「家での運動がなかなか続かない人は、スペース作りから始めましょう【産婦人科医・高尾美穂】」>>
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