積み重ねた専門技術は「講師」としても強み


例えば、ブライダルのお仕事と並行して、近所の方を呼んで「フラワーアレンジメント教室」を開いたり、個別の家庭に向けて「フラワーアレンジメントの出張サービス」や「出張レッスン」などもいいかもしれません。くまさんがブライダル業界で培った経験は、「講師」として非常に強みになると思うからです。

講師として誰かに教えたり、自分の作品を発信することで、意外な出会いや新しい仕事につながるかもしれません。くまさんの作品を見た誰かが、「一緒にやりましょう!」「コラボレーションしませんか?」と申し出てくることだってあり得る話です。いきなり転職しなくても、職場が認める範囲で、「副業」として小さく始めてみるのもいいのではないでしょうか。

シングルマザーでいらっしゃるくまさんは、仕事に育児と慌ただしい毎日かもしれませんが、助けてくれる親御さんがいらっしゃいます。ご自身の胸の内を素直に伝えて、頼れるうちは頼ってもいいと思います。「頼らせて貰えた時期があるからこそ、今こうして幸せよ!」と言えるようになるためにも、前向きに頼ってもいいのではないでしょうか。親御さんも体力的には大変かもしれませんが、お孫さんと過ごすことで生活に楽しみを見出しているかもしれませんよ。きちんと親に感謝されているのですから、「情けない」と思わないでくださいね。

 

不安を知るからこそ、「癒す」ことができるはず


経済的な自立に向けて、「思い切ってジョブチェンジする」のも、もちろんいいでしょう。ですが、くまさんは「優しさを届けて、幸せを感じてもらえるお仕事」を、ここまで頑張ってこられたのです。あなたと同じように不安を抱えた人たちのために、今の仕事で役に立てることはないか? お花で人を癒やすにはどうしたらいいか? そんなことを考えていくと、くまさんらしいアイデアがひらめくかもしれません。

まだ40代、大胆なリセットに踏み切るのは、今のお仕事で新しい挑戦をしてみてからでも遅くないと思います。未来を見据えて経済的に自立しようと奮闘するあなたを、娘さんも、親御さんも、パートナーの方もきっと応援してくれるはずです。自分のお仕事に、ぜひ自信と誇りを持ってくださいね!

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取材・文/金澤英恵


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