その不満の原因は、「執着心」をもっていることかも


不満を抱きやすい人は、「こうでなければいけない」「こうでなければ幸せになれない」「あの人でなければいけない」なんて限定しがち。でも、本当にそうなのでしょうか?
探せば、「もっといいもの、いい方法」「もっと適した相手」がいることもあるのです。
だから、執着をもっている場合ではありません。

人は「費やした時間や労力を無駄にしたくない」と思い、尽くしてきた相手、追いかけてきた夢などを、簡単には手放せなくなることもあります。
でも、人生はこれから先も続きます。むしろ、これから先の時間を無駄にしないためにも、今、この瞬間から、その執着しているものを手放してしまったほうがいいこともあるのです。

逆を言えば、「本当に自分に合っている人、もの(夢)」は、なんだかんだいって縁がつながり続けることは多いもの。“自分の在り方”によって、その人と気が合ったり、出来事を引き寄せたりするからです。
合わないと感じるときは、自分だけではなく、相手も感じていることが多いから、相手から離れていくこともありますしね。

合わない人、もの(夢など)に関しては、努力次第である程度まではいける場合もありますが、そこに「自分を合わせよう」とする分、無理が必要となってきます。それでストレスを溜めたり、体や心を壊してしまったりすることもあるでしょう。
だったら、もっと自分に合う人、ものを見つけたほうが、楽しく幸せになれるのかもしれません(※もちろん、どんな人生が幸せかは、人それぞれですが)。

 

合っていたものが、合わなくなることも


合っていたものが合わなくなることもあります。「諸行無常」というように、自分も人も環境も常に変わってきます。5年前は合っていても、今は合わない、なんてことは、珍しくありません。
それに対して、無理に合わせてストレスをためるよりも、その環境から離れて、今の自分に合う場所を見つけたほうがいいことは多いもの(※もちろん、責任放棄をしない範囲ではありますが)。

日本人は我慢をすることが美徳だとされがちですが、「無理してまで我慢をしなくてもいいこと」は、意外とあります。
自分が幸せでないと、人のことも幸せにできる余裕はなくなってしまうので、まずは「自分がご機嫌でいられる状態でいられるようにすること」が大事なのです。

そのことを分かっている人は意外と少なく、自分が我慢をしていると、「なんで私(俺)ばっかり!」となり、他の人にも同じような我慢を強いるようになってしまうことが多いものです。
ただ、それで大切な人間関係を壊すくらいなら、「自分も我慢をしなくてもいい方法」を見つけたほうがいい。100%楽になるのは難しくても、少し楽になれる方法は探せばあるはずなのですよね。

「自己との付き合い方」が悪いと、不満が増えやすいことがあります。次のページをご覧ください。