アクセス数を気にして書くと辛くなる


アクセス数を伸ばすのを目的に、ウケのいいネタで書こうとする人は意外といます。でも、先ほどの話にもつながるのですが、「自分が伝えたくないもの」を書くことは、苦痛の作業になりやすい。自分の内側から「思い」が沸いてこないから、言葉も出てきにくいのですよね
なによりも自分自身が書いていることを楽しめていなかったら、読んでいる人にとっても面白い文章ではなくなることも。
アクセス数が上がったり、下がったりすることに一喜一憂しながらやっていたら、メンタル的に続かないことは多いものです。

 

だから、「ブログやSNSで商売をしたい」という人は別ですが、そうでない人は、“結果”ではなく“過程”を楽しんだほうがいい。
私自身は「伝えたいこと」「伝えたほうがいいこと」があるから書くのであり、それが“自分のブログを書く意義”になっています。だから、むしろアクセス数が見込めないような内容でも、「伝えたほうがいい」と思うことは、書くようにしています。

ただ、そんな思いで書いていると、反響があったり、そんな私の在り方に共感してくれる人も出てきたりして、結果的に「なにかしらの実りがある」ことも多いのですよね。
だから、“目先の利益ばかりを見ていたら得られないもの”や“プライスレスの幸せ”というのは、あるのではないか、と考えています。

 

「自己顕示欲」や「承認欲求」が自分を苦しめる


特に、ブログを書くときに気を付けなくてはいけないのは、「自己顕示欲」や「承認欲求」との付き合い方。
「人に認められたい」という気持ちで書いていると、アクセス数が低いときは、「自分自身を受け入れてもらえなかった」とまで思い込んでしまって、凹んでしまう人もいることでしょう。

また、自己顕示欲が強すぎると、「私ってすごいでしょ!」と言わんばかりの自慢の多い内容になってしまうので、読み手には読みにくくなってしまうことも。
あくまでも、「自分だけで読む日記」ではなく、「公の場に出す文章」なのであれば、「(自分のためではなく、)読み手に向けて書く」という気持ちは、根本的に持っていたほうがいいでしょう。

たとえば、キャッチボールでも、相手に向けて投げるから、受け取って投げ返してくれることは多い。単に、自分の好きな方向に好き勝手に投げていては、相手はそのボールを受け取ってすらくれないかもしれません。

さらに言えば、「自分のため」だけに書いていたら、そんなに長くは続けられないものなのかもしれません。「力が沸いてこない」からです。それについては、次のページで紹介します。