「笑うことのメリット」は色々ある


笑うことで、さまざまな効果があると言われています。たとえば、リラックスができたり、人とのコミュニケーションの潤滑油になったり、健康面では、「NK(ナチュラルキラー)細胞が活性化され、免疫力がUPする」とも言われています。

毎日の生活にユーモアを忘れてしまうと、何かを行うときに、「それは、どんなリスクがあるのか。どうしたらリスクを減らせるか」なんてことを真っ先に考えがち。
もちろん、そういうのも大事ですが、もしかしたら、「どうしたら面白くなるか。笑えるか」という視点で物事を考えるようにしたほうが、自分も相手も笑顔になり、いい結果になりやすいこともあるかもしれません。

生活に「笑い」を増やそう!


実は、今回のアンケートで、こういった回答がありました。

・最近、笑うこと無くなった。自分の感性が老化しているのだと、今、気づいた。

気を付けないと、感性は鈍るのですよね……。以前、何人かの俳優さんにインタビューしたとき、これに近いお話をされていました。
「日頃から、外に出て色々なことをしたり、人と会ったりしないと、感性が鈍りそうな気がするから、好奇心を持つようにして、心を動かすようにしている」「最近、心が動いていないときは、意図して、感動する作品などに触れて、心を震わせるようにしている」と。
「心を動かす仕事」をしているからこそ、プライベートでも“心の筋トレ”をしている、というわけです。

これは、私たちにも言えること。楽しいことに目を向け、ワクワクさせ、面白がったり、笑ったりしていないと、どんどん感性が衰えてしまうところも。
大人になると、友達とおしゃべりをするときは、「こんなひどいことがあった」といった、悲しかったこと、悔しかったことばかり話題にしがち。そうなってしまうのは、「怒ったこと」「悲しかったこと」ばかりに気持ちが向きやすくなっているのも、原因の1つかも。

日頃から、「楽しかったこと」「面白かったこと」に気持ちを向ける癖をつけることで、自分の言動も変わり、自然と日常に「笑い」が増えてくるところもあるかもしれません。
できることなら、友達との会話に、毎回、「最近は、こんなことに笑った」という内容を入れられるくらいになりたいものです。

お笑い芸人さんに「日常的に起こった面白い話」が多いのは、偶然に「笑える出来事」ばかり経験しているわけではなく、日頃から、「面白いことはないかな」「この状況をどうすれば、笑えるものになるかな」と考えているから、というのも大いにあるでしょう。
笑いは、「偶然に生まれる」だけでなく、「意図して生み出す」ことも可能なのですよね。

笑う門には福来る! 「最近、笑っていないな」という人は、日頃から「面白いこと」を探したり、生み出したりして、笑顔を増やしていきたいものですね。

 

 

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