観終わった後には、ジョセフィーヌが大好きになっていた?


フランス革命におけるマリー・アントワネットの処刑から始まる壮大な映画は、ナポレオンの栄光と失脚、そしてジョセフィーヌとの関係が丁寧に描かれ、今も語り継がれる様々な逸話がリアルに描かれることで、すべてのモヤモヤが晴れるのです。

巨匠 リドリー・スコット 監督×アカデミー賞®俳優 ホアキン・フェニックス が『グラディエーター』以来23年ぶりの再タッグで挑むスペクタクル大作。集められたエキストラは総勢8000人。莫大な製作費をかけ、ヨーロッパロケを敢行。

 

結論から言うなら、ジョセフィーヌは極めて魅力的な女性であり、彼女に心酔したナポレオンの気持ちが、女性の自分にも手に取るようにわかるほど!
悪妻であることは間違いなし、不倫もホント、浪費もホント、全て本当だけれど、それを上回る魅力を持っていたということなのです。それどころかなんだか心にまったりと纏わりつくような魅力を持っている人で、観終わった後には、すっかりジョセフィーヌが大好きになっている自分に気づくのです。

ある夜の集まりで出会ったその日に、ナポレオンが一目惚れ。と言っても、言葉も交わさず、目も合わない。タバコを燻らせ、ちょっとしどけなくワインを飲むジョセフィーヌの姿を、奥手で不器用な男は、ただ一方的に眺めていただけ。しかも当時の彼女は、自分の上司の愛人でした。
じつはそういうこともひっくるめてナポレオンの気持ちを理解できるほど、仕草から表情までが際立って魅力的だったと言ってよく、もうその時点で、何もかもが腑に落ちてしまったのです。