④グリーンのドレスコート

コート/キャサリン・ウォーカー ファーの襟&カフ/トロイ ハンドバッグ/マルベリー 写真/The Mega Agency/アフロ

写真を見て一目瞭然、こちらもファー使いがポイントになったコートスタイル。 襟元、袖口の黒のファーは、キャサリン妃がコーディネートとしてつけられたもの。コートに付いていたものではありません。 

ノーカラーかつ、分量のあるフィット&フレアーがフェミニンで、見ごろに施された包みボタンがアクセントとなり、一枚でも成立するドレスコートのようなコート。そこにファーをプラスすることで、とてもゴージャスな雰囲気に早変わり!

ワンハンドルのハンドバッグを持って、まさにレディライクのお手本のような着こなしです。着回し上手のプリンセスは小物使いがお得意なのです。こんな小物テクニックは、色々なコーディネートに取り入れられますね。ぜひ参考にしてみてください。


⑤赤のミディ丈コート

コート/キャサリン・ウォーカー ヘッドバンド/ジェーン・テイラー バーガンディ色のクラッチ/マルベリ パンプス/ジャンヴィト・ロッシ 写真/ロイター/アフロ

最後に紹介するのは赤いコート。 オールシーズンを通して、意外にも赤のお洋服が多いキャサリン妃。ましてやクリスマスとなれば、家族揃ってのお祝いパーティーや教会での礼拝など、活躍の場が多いのです。しかし色が鮮やかな分、デザインはトラディショナルなものを選ばれています。襟付き、ダブルブレスト、包みボタン、ミディ丈のフィット&フレアー…。ロイヤルらしく、しかもスタイルも良く見える、いわばキャサリン妃の鉄板コートですね。 

異素材の襟や袖口のベルベットがより華やかさをプラスしていて“これだけでも充分!”と私達なら当然思うところを、キャサリン妃は全身バーガンディーのワントーンコーディネートに。こうすることでむしろコートが派手に見えません。しかもお帽子ではなくヘッドバンドと軽さも意識されています。 

そしてもう一つ、このコーディネートが成功したポイントもご紹介します。それは、タイツとストッキングの中間くらいの透け感のないデニールの脚元にされているところです。 全身ワントーンの上にタイツとなると、重くなる上にモッサリ見えてしまう可能性も。ましてや赤に黒のタイツは厳禁! キャサリン妃のように存在感のない色にされることで、綺麗になじみ、品の良いシーズンファッションが完成。 

小物をミニマルにすれば、こちらもイメージの異なる着回しができます。 


冬はまだまだこれからが本番です。 キャサリン妃のコートスタイルを参考に楽しく&暖かく、ファッションを楽しみましょう。
 

キャサリン妃のコーディネートを一挙に見る>>

構成/高橋香奈子、片岡千晶(編集部)
 

 

前回記事「【キャサリン妃ファッション】プリンセスらしい王道美人コート5選」はこちら>>

 
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