ウィメンズヘルスに詳しい先生をパートナーにしよう


では、かかりつけ医はどう探せばいいのでしょうか。

更年期症状全般のことは婦人科でいいの? でも慢性的なだるさや頭痛は内科かな? 尿漏れにも悩んでいるから泌尿器科にも行くべき? など、不調が多岐にわたる場合は迷ってしまいそうです。

対馬先生がおすすめするのは、ウィメンズヘルス外来やウィメンズヘルスに詳しい先生。女性の健康を全体的に診るだけでなく、病気の予防や、悩みごとなどを相談できる信頼できる存在だといいます。

 

「本来ならば、女性の健康を全体的に診たり相談に乗ってくれるウィメンズヘルス外来が理想ですが、まだ残念ながら日本では数が多くありません。

近所でかかりつけ医を探すならば、婦人科や泌尿器科がいいですが、内科の先生でも構いません。先生との出会いは相性によるところが大きいので、一度行ってみて話しやすいと感じた先生なら、閉経前後の体調の変化についても相談しやすいはずです。

 

すでに不調がある場合、それが更年期症状によるものかどうかの診断は、①ほかの病気がないこと、②年齢的な時期が該当しているか(45~55歳くらい)、③月経の変化を確認、④女性ホルモン補充を行って効果を見る、という流れで行います。更年期症状ではない病気が見つかった場合は、他の診療科を紹介します。

いずれにしても、早くからかかりつけ医を相談先として持っておくことが大切です」