「分かるように説明する」は最低限のマナー

 

上司に話す上で注意していただきたいのは、「相手はミホさんの趣味について基礎知識がない(はず)」という大前提。

子育てのように経験者が多い「事情」と違って、ミホさんの趣味である茶道については深い知識を持つ人はそう多くはないはずです。もし上司が「着物を着てでかけて、抹茶とお菓子を飲むだけだよね……?」みたいなあやふやな理解のままでミホさんの話を聞いたら、「なんで仕事との両立が問題になるの?」と首をかしげてしまうかも。

茶道の仕組み、先生との関係、ミホさんのこれまでの茶道歴について、今後ミホさんがやりたいこと……そういったことを、基礎知識のない人にも分かるようにしっかり説明してあげる必要があります。何をどういう順番で説明するのがいいか、事前に準備すると安心ですね。

 

ミホさんの悩みをしっかり伝えることができれば、「リーダーになったからといって、業務時間外にメールチェックする必要はないよ」「管理職でも有休はとれるよ」などと具体的なアドバイスがもらえるかもしれませんよね。もしくは、ミホさんが茶道を今後も極めていきたいならやはり管理職にならない方がいいね、と納得できるかもしれません。

「自分の趣味の話なんて……」と遠慮するミホさんは、周囲を気遣える良き社員なのだと思います。でも、せっかく茶道という生きがいがあるのですから、仕事との両立をあきらめないでほしいなと思います。

 

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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

 

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