性を楽しむのは恥ずかしいことじゃない。自分の機嫌は自分でとろう!

三松さん写真/パラナビ

数々のカップルのセックスレスを「性」の悩みを通して解消に導いてきた三松さん。
三松さんにとって、セルフプレジャーとはどんなものなのでしょうか?

「人間の三大欲求は、食欲、睡眠欲、性欲です。たとえば、おいしいものを求めて、一生懸命情報を検索したり、お取り寄せしたり、遠くまで出かけたり、長蛇の列に並ぶことってありますよね。おいしいものを食べると幸せな気持ちになるし、もっとおいしいものが食べたくなります。

性欲を満たすこともこれと同じことだと思うんです。性を楽しむのは決して恥ずかしいことではありません。

セルフプレジャーは、自分のカラダと心をワクワクさせてあげる素敵なアクションです100歳まで恋心を忘れずに艶々生きていくためのヘルスケアのひとつです。1日の終わりに、お風呂に入って、サクッとセルフプレジャーして、リラックスして眠りにつく。日々のルーティーンに取り入れることで、自分のご機嫌をとる。アロマを焚いてセルフマッサージするのと同じような感覚です。髪の毛をサラサラにしたり、ハンドクリームで手をツルピカにするのと同列で取り組んでください。

セルフプレジャーで気持ち良くなれば、脳からは幸福ホルモンのドーパミンや愛情ホルモンのオキシトシンなど、いいホルモンの分泌も促され、腟機能も衰えにくい。心身ともにいい効果がたくさんあると感じています」

 

セルフプレジャーによってセックスにも前向きになれる


さらに三松さんは、セルフプレジャーをすることがセックスの不満を解消するケースも多々あると言います。

「パートナーとのセックスを『気持ち良くない』、『我慢して応じている』という人がよくいます。こういう方は、そもそもどうなれば気持ちがいいのかを自分でもわかっていないので、もちろんパートナーにも何も伝わっていません。

セルフプレジャーで自分の身体と向き合うと、どこが気持ちいいのか、何が嫌なのかがわかってくるようになります。それをパートナーに伝えることで、セックスが気持ちよく楽しいものに変わり、セックスレスやセックスの不満が解決していくというケースがあります。

それだけでなく、セルフプレジャーによって、自分が女性だという意識を思い出し、明らかに表情が明るく変わる方がたくさんいらっしゃいます。年齢を問わず、気持ち良くなれるセルフプレジャーに臆せずにトライしてほしいです」