【新しい服を選ぶ時のポイント3つ】


●自分の体型に似合うかどうか

40歳になるにつれ体型の変化も顕著となり、「これいい!」と思ったものでも、いざ着ると「あれ?」と思うことがあります。なので、服を買う際は「着る」だけではなく、「着こなせるか」をよく考えるようになりました。例えば、ヒップラインが出るタイトなボトムスは、下半身がたるんできた自分にはNG。なで肩なので、貧相に見えるジャストサイズのTシャツは着ない、など自分の体型をできるだけ客観的に把握するようにすると、買うか買わないかという判断も早くなります。


●作り手の想いが分かる服か

製造過程、素材、デザインと、デザイナーさんの持つ哲学がきちんと伝わり、共感できるものを選ぶようにしています。一見、定番に見えるアイテムも、ものすごく豊かなストーリーが詰まっているなど、食と同様、衣服も作り手の思いが色濃く現れるものだと思います。想いに共感した服は、流行に関係なくその魅力が続くので、結果、長く活躍してくれるアイテムになってくれることが多いです。

●3年はスタメン服として着続けることができるかどうか

長く着ることを前提に服を買うので、少なくとも3年は着続けられるかを考えるようにしています。縫製が雑な服や着心地が良くない服など、3年はもたないだろうと思ったものは、できるだけ買わないように。「3年着続けなくては」と思うと、そのプレッシャーからおのずとチェックも厳しくなり、衝動買いを抑えられる効果もあります。

遠出もできなかった今年は楽なワンマイルコーデばかり。シルクのインナー&麻ワンピで風通し良く、つば広のハットで日焼け防止を。ガンガン物を入れられるミャンマーのバスケットはエシカルショップ「emotionally market」のもの。水洗いできるのでアウトドアにや子供との遊びに重宝します。
<松田さんのこの夏のリラックスコーデ>
インナー: セリーヌ ストラップキャミソール
ワンピース: カオスの麻ワンピース
ハット:KIJIMA TAKAYUKI×muller by yoshiokubo
シューズ:テバ
バッグ:emotionally market ストローバスケット

 

 

【松田流 クローゼットの掟】

手に余る服は持たない。「Less is more」の精神で少なさを豊かに 
クローゼットの余白は気持ちの余裕。できるだけ軽やかにスッキリした暮らしが理想です。

取材・文/松田祐子
撮影/芝崎テツジ
構成/朏亜希子

この記事は2020年9月11日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。

 

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