こんにちは、エディターの昼田です。

モノを捨てる罪悪感から抜け出すには?【ファッションエディター体験記】_img0
トップス/ファクトリエ  パンツ/リラクス 

私の断捨離をてこずらせた要因は、
① モノが手放せない
② 捨てる罪悪感から抜け出せない
③ 何をワードローブに入れたらいいか分からない

大きくこの3つでした。今日お話しするのは、②捨てる罪悪感をどうやって乗り越えたか。

断捨離を経験された方なら、きっと誰もがぶつかる壁なんじゃないかと思います。ぜひみなさんの体験も知りたいです! コメントくださいね。

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私の場合は持っていた洋服の数が、シャツだけでも300枚はありましたから、膨大な量を手放しました。だから「罪悪感」は常につきまとうテーマでした。

1番深刻だったのは、極限まで服を減らした時。さて、これから何を入れようかなと。
「よし、これは長く着るぞ!」と固く誓って服を買うわけですが、いつのまにか「もう気分じゃない……」となってしまう。服をおろした日のワクワク感はどこへやら。なんかもういらないんだけど……って。

 

自分のおしゃれが定まってないから仕方がないのですが、ワードローブに服が根付かないわけですよ。

皮肉なことに手放すのが上手になっていた私は、買っては手放し、買っては手放しの繰り返し。私って最低だ……。

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長く着ようと誓ったのに、いつのまにか心変わりしてしまう自分。なんで変わってしまうんだろう。でも、「変わる自分」は悪いことなんだろうか。
いや、人は変わっていく。細胞だって日々入れ替わっていて、それなりの時間が経過すればまるっきり別人に生まれ変わっているわけで。ずっと同じであり続けることの方が難しい。

だから私ができることは、「感謝」しかないなと思うようになりました。

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そして、出来るだけ使い切りたいから、私がやったのは

・メルカリで売る
・リサイクルショップに持っていく
・ウエスにしたり家で再利用
・人に譲るなど。

なかでもメルカリの存在意義はとても大きくて。

シミや汚れを落とし、アイロンをかけ、きれいに写真をとり、丁寧に梱包して、次の方にバトンタッチ。まるでお嫁に出すような気持ちです(笑)。
『終わりよければ全てよし』じゃないですが、一番理想的な ”さようなら” の形が取れたことで、私自身も前に進むことができたと思っています。

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たとえ数回しか着なかったモノでも、「私のところにきてくれてありがとう」と言って終わる。一番いい状態にしてあげてから、手放す。このステップをやることで、モノと私の関係性は確実に変わったんですよね。

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ワンピース/COS

モノにも「心」がある。

この言葉、断捨離前の私なら「いやいや……」って最も信じていないタイプの人間だったけれど、今の私は強く信じています。

だから私のワードローブにきてくれたからには、たくさん着て、目をかけ、手をかけ、しっかり愛情を注ぎたいなと。その代わり服だって、私の大切な毎日をしっかり支えてほしい。お互いしっかりと心通わせて、濃密な日々を過ごしたいなと思うのです。

去年、こんまりさんこと近藤麻理恵さんとお仕事でご一緒したとき印象的だったのは、「持ち主に愛されている服は一目で分かる。光って見える」とおっしゃっていたこと。


私の服はどうかな〜笑。

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次回は「クローゼットのルールはどうやって作ったか?」についてお話します!

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撮影・スタイリング・文/昼田祥子
構成/出原杏子

 

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