こんにちは、エディターの昼田です。
今日から週に1回、引き続き私の「断捨離奮闘記」をお届けしていきたいと思います。

「ときめくもの」が分からないから、大事にしたのは「すっきり感」【ファッションエディター体験記】_img0
Tシャツ/ロンハーマン×オーラリー デニム/ユニクロ メガネ/モスコット ネックレス/ミキモト

これをお読みいただいている方は、断捨離に興味がある方かもしれませんし、断捨離がうまくいかなかった方もいらっしゃるかも知れません。つまずいていることや、不安に思うことがあったらぜひコメントくださいね。この連載がだれかの一歩を応援できる温かい場所になるといいなと思っています。

 


前回の記事で、「極限まで減らそうと思ったのはどうしてですか」というご質問をいただきました。そうなんですよ、クローゼットってものすごくパーソナルな場所ですので、洋服を捨てなくたって自分が困らないなら、捨てる必要なんて全くないんです。

でも減らした理由は、「すっきりしたかったから」です。

私の場合、断捨離の最中に気がついたのは、ものすごく好きってわけでもないし、嫌いでもない。捨てなくてもいいじゃない?みたいな服だらけ。こんまりさんの言葉をお借りするなら、「その服に対してときめいているか」と聞かれたら、「う〜ん。よく分からない……」みたいな感じです。

「ときめくもの」が分からないから、大事にしたのは「すっきり感」【ファッションエディター体験記】_img1
触った時にときめくものだけ残す、というのが「こんまりメソッド®️」ですが、いまいちピンとこなかった当時の私。

今なら触った時に「ときめく服」「ときめかない服」というのがはっきり分かるようになりましたが、断捨離初期の私は、言ってみれば「不感症」。大量の服によって「本当の自分」が覆い隠されていたから、自分がどう感じているかもキャッチできなかったんですよね。だから、何を触っても「よく分からない……」という反応になるわけです。


このままだと、服は一向に減らない……。

ということで、私が頼りにしたのは「”すっきり”という体の感覚」です。

「ときめくもの」が分からないから、大事にしたのは「すっきり感」【ファッションエディター体験記】_img2
 

手始めにガッツリ服を減らした時、クローゼットの見た目ももちろんすっきりしますが、何より気持ちがものすご〜くすっきりしたんですよね。その爽快感たるや! あぁ〜気持ちいいなぁってシミジミ思った。そして不思議なことに、霧が晴れたように自分の思考までもすっきりしてくるんですよね。一度、気持ちいいという体感がセットされると行動が変わっていきました。


もっともっと「すっきり感」を味わいたい。


手放せる服はないかな、という視点でクローゼットを見るようになる。


好きでも嫌いでもないこの服を手放したらすっきりするかも


よし手放してみよう!


無理しない枚数で服を捨てる


もっとすっきりしたいのか、そうでないのか自分に聞く

「ときめくもの」が分からないから、大事にしたのは「すっきり感」【ファッションエディター体験記】_img3
カットソー/サンスペル

これを繰り返しながら、自分が納得するまで「すっきり感」という体の感覚を頼りにしながら服を手放したことがとてもよかったと思っています。「すっきり感」を味わいながら極限までくると、今度はクローゼットに対して「心地いい」という感覚が必ずやってきます。

そしてこの「心地よさ」が、次のステップ、空っぽのクローゼットに何を入れるか、の道標になってくれます。

「ときめくもの」が分からないから、大事にしたのは「すっきり感」【ファッションエディター体験記】_img4
ワンピース/テン×ロンハーマン シューズ/ザラ

断捨離で一番大切にしたいのは「体の感覚」です。本来あったはずの「体の感覚」を取り戻すことに意味があります。

断捨離後の今、クローゼットに服が増えてしまったときは、この「体の感覚」が勝手にアラームを鳴らしてくれるし、必要のない服がクローゼットにあるときは「ザワザワ」という体の感覚でお知らせしてきます(笑)。不思議ですよね!
 

昼田さんのコーディネートをもっと見る
▼右にスワイプしてください▼


撮影・スタイリング・文/昼田祥子
構成/出原杏子

 

「ときめくもの」が分からないから、大事にしたのは「すっきり感」【ファッションエディター体験記】_img5
 

【昼田祥子さんの記事を読む】
第1回「ニット3枚、靴は3足あればいい。ミニマムクローゼットの中身とは?」>>

第2回「ミニマムクローゼットを維持する、こだわりのセルフケアアイテム5選」>>

第3回「ファッションエディターが洋服を長持ちさせるために使っている「洗剤」と「ハンガー」は?」>>

​第4回「冬は「ユニクロ」2枚とコートあればいい!ファッションエディターの結論とは」>>

第5回「ミニマムワードローブで作るON&OFFコーデを拝見!」>>

第6回「【最高気温0度ファッション】雪の日もゲレンデもOK「ベスト防寒アイテム5」」>>

第7回「【ユニクロニット】プチプラなのに買ったときよりも好きに。着回し術とお手入れ方法」>>

第8回「断捨離後の愛用パンツ。「ユニクロ」から「ZARA」に乗り替えた理由とは?【GWに何しよう】」>>

第9回「年齢を重ねたからこそ着たい「メンズ服」の取り入れ方【ファッションエディター昼田祥子さん】」>>

第10回「シャツなら”無印良品”。あえて「メンズ服」を選ぶおすすめブランドとは?」>>

第11回「無印、ユニクロ...メンズ服は何を選んで、どう着る?【ファッションエディター直伝!】 」>>

第12回「この夏に推す「Tシャツ&デニム」3選。シンプルなのに雰囲気のでる着こなしとは?」>>

第13回「【ユニクロ】ファッションエディター絶賛!「美シルエットで高見え」の新作パンツ着こなし4選」>>

第14回「シャツオタクのファッションエディターが「マディソンブルー」と「ヒトヨシ」の白シャツを愛する理由」>>

第15回「ファッションエディターが愛する名品「白シャツ」。きれいめに着こなす4つのコツ」>>

第16回「ファッションエディター厳選、スタイルアップできる人気ブランドの “きれいめパンツ”を着比べ!」>>

第17回「​美脚見えする「ニット&スウェットパンツ」をファッションエディターが着比べ!」>>

第18回「​​シャツマニアが厳選!一番使いやすい「羽織りシャツ」とは?」>>

第19回「「トップスはパンツと同系色」ルールで時短!おしゃれをラクにする4日間着回し」とは?」>>

第20回「雪の日でも寒くない!この冬買い足した防寒コートとインナーは?」>>

第21回「​“最高気温3度”の日に着たい、しっかり防寒&おしゃれ見えが叶うアイテムは?」>>

第22回「セール品は買わず「アイウェア」に投資する理由【ファッションエディターのお買い物術】」>>

第23回「「服は変えずにメガネだけ変える」ファッションエディター愛用の「アイウェア」をかけ比べ!」>>

第24回「【ユニクロ】きれいめに穿ける名品スウェットパンツを見つけました!」>>

第25回「「どうしても捨てられない服」にぶつかったときに試した究極の方法とは?【ファッションエディター体験記】」>>

第26回「【断捨離体験記②】捨てられないモノがある人は「超ラッキー」!」>>

第27回「モノを捨てる罪悪感から抜け出すには?【ファッションエディター体験記】」>>

第28回「「メンズシャツとパンツの女性」なりたいイメージを持ったら、断捨離できた【エディター体験記】」>>