fashion

26いただいた花束を上手に飾る、誰でもできる簡単な方法は？【モデルはまじ】

2020.1.14

浜島直子

テーブルのどちら側に座っても楽しめる、両A面がテーマです

いただいた花束を上手に飾る、誰でもできる簡単な方法は？【モデルはまじ】_img0

いただいた花束を上手に飾る、誰でもできる簡単な方法は？【モデルはまじ】_img1

「菊池さんの作った花束はどう生けても素敵になるね〜」と言いながら制作したはまじの作品がこちら。菊池さんからは「アドバイスすることなんてないほど完璧です！」と大絶賛でした。

２〜３日経って元気のない花に気づいたら、そろそろ生け替えのサインです。今回ははまじに生けてもらいました。

はまじ：菊池さんが作ってくださった花束をよく見たら、種類をバラバラにしていなかったんです。だからこんなにまとまっているんだなと思ったので、私も同じように種類をまとめ、いただいた時の世界観を壊さないようにしました。
それからテーブルの真ん中に置くことをイメージして、どちら側の席に座っても楽しんでもらえるよう両A面がテーマです。

菊池：どこに飾るかを考えることは大切ですよね。

はまじ：上にスッと伸びているお花は長く、横に伸びている葉はその流れにさからうことなく生けました。それぞれのお花や葉の特長を生かしてあげたいなと思ったんです。

菊池：作り手の気持ちにもお花の特徴にも寄り添っているなんて。もう何もいうことありません！生けるポイントとしては、花瓶の高さに花を切り揃えてあげること。花瓶の口から茎が見えない高さに整えると初心者でもバランスよく飾ることができると思います。

ブーケをもらったらしばらくはそのまま楽しむ。そしてどこに飾ろう、花瓶はどれにしようというひと時は次の週末のお楽しみに。こうして花と無理のない付き合いができれば、憧れだった花のある生活は目前かもしれませんね。
それから、「いただいたときの花束の美しさをそのまま飾りたい」、「花や葉の特長を生かしてあげる」と言いながら花瓶に生けていたはまじ。その姿には、周囲への心配りや思いやりのある彼女の内面があふれていました。
次回はもっと自由に楽しむためのカジュアルアレンジをご紹介します！

いただいた花束を上手に飾る、誰でもできる簡単な方法は？【モデルはまじ】_img2

菊池裕子 Yuko Kikuchi　オーダーメイドのフラワーアトリエ「Malmö（マルメ）」を主宰。オープン間もなくしてセンスの良さが評判となり、ライフスタイルにこだわるモデルやファッション関係者に多くの顧客を持つ。Instagram：@malmo_flower

【協力店リスト】
ミューラーオブヨシオクボ　tel. 03-3794-4037
ナゴンスタンス　tel. 03-4730-9191

撮影／目黒智子
スタイリスト／福田麻琴
ヘア＆メイク／横谷百栄（FIX-UP）
取材・文／笹本絵里
構成／幸山梨奈

PROFILE

浜島直子Naoko Hamajima

1976年北海道生まれ。18歳でデビューし、”はまじ”の愛称で親しまれる人気モデルに。ブログやInstagramで紹介される飾らないライフスタイルにも注目が集まる。モデルとして活動する一方で、NHK総合「あさイチ」などのテレビ出演するほか、NHKラジオ第１「まんまる」で水曜パートナーを務めるなど多方面で活躍。夫・アベカズヒロ氏とのユニット「阿部はまじ」として絵本『ねぶしろ』（ミルブックス）等がある。また最新刊『けだま』（大和書房）や『蝶の粉』（ミルブックス）など随筆にも定評がある。