見る人を幸せにする笑顔、自然体のファッションやライフスタイルが人気のモデル・浜島直子さん。愛称、はまじ。40代になり自分なりのスタイルができあがってきた今だからこそ、“少しだけ”新しいことに挑戦します。

 

 

気軽に「花のある生活」を送るためのヒントを、オーダーメイドのフラワーアトリエ「Malmö(マルメ)」を主宰する菊池裕子さんにうかがっています。今回は花を楽しむための基本をQ&A形式でお届けします。 

 


今さら聞けない花に関する疑問、一気に解決しましょう!

 

Q.水を花瓶に注ぐのは活ける前?それとも後から?

A.
菊池:水は活ける前に花瓶に入れてください。水を入れすぎると茎が浸かる部分が多くなり雑菌が繁殖しやすくなりますし、少なすぎると花が水を吸い上げにくくなるので、花瓶の1/3強くらいを目安にするとよいかと思います。


Q.ハサミの選び方を教えてください。

A.
菊池:私が使っているのは、市場の資材屋さんで購入したSAKAGENの「ハンドクリエーション」というシリーズのハサミ。切れ味も良く小花から枝物までカットできるのでおすすめです。

はまじ:私も同じものを持っています!


Q.水をきちんと取り替えているのに花が長持ちしません。

A.
菊池:花瓶の水を注ぎ足すだけ、取り替えるだけでは花瓶の中に雑菌がどんどんたまってしまいます。雑菌をしっかりと取りのぞくためには、水を取り替えるときに花瓶を食器用洗剤で洗うようにするだけで長持ちすると思いますよ。ハサミも同じように使うたびに洗剤を使って洗ってあげてください。もし水を変えるときに茎がぬめっていたら、洗剤までは不要ですが、しっかりと水洗いをして取りのぞいてあげてください。

 

花のある生活を気軽に楽しむコツは「花にとって快適な状態を作ってあげること」と菊池さん。


Q.花束を頼むときは、「こんな感じにしてください」とネットの画像を見せています。

A.
菊池:季節や地域によって、またその日の仕入れの状況で揃っている花は異なるので、”写真の通りに”お作りするには難しい場合が多いと思います。花束の画像より、贈る方のお話をたくさん伺いたいです。差し支えなければご本人やご自宅の写真など見せてください。その方の好みがより理解できるので、贈る方に満足していただける花束を作ることができると思います。


Q.忙しい方に花束を贈ると負担になりそうで躊躇します・・・・・・。

A.
はまじ:私もいつも迷うんです。もらった瞬間、生けるのを手間にさせちゃったら…と。
なので、アレンジメントにすることが多いですね。

菊池:忙しい方にはいいですよね。吸水性のスポンジに花を挿して活けるアレンジメントは、贈られたものをそのまま飾ることを想定して作っています。花瓶に移し替えるという手間がないので、忙しい方にも気軽にお花を楽しんでもらえると思います。

はまじ:最初からドライフラワーに適した花で作ってもらって、「そのまま吊るして」というのもひとつかな。

菊池:そういう意味ではスワッグを贈るのもいいかもしれませんね。


Q.お花屋さんでスワッグを頼むことはできますか?

A.
菊池:すべてのお花屋さんで対応しているとは限りませんが、私はオーダーがあればドライにも適している花やグリーンで作らせていただきます。


Q.ドライフラワーに寿命はあるの?

A.
はまじ:私もいつまで飾っておいていいのかなと悩むことがあります。

菊池:飾っている場所によってはカビが発生してしまうことも。そうなってしまったら処分をしなくてはなりませんが、状態さえよかったら、私はわりと長く飾っておきます。

はまじ:どれくらい飾っていますか?

菊池:そうですね、3年くらい経っているものもありますよ。色が抜けてアンティークっぽい雰囲気になった姿も好きなんです。人によっては退色してきたら処分するという方もいるので、お好みかと思います。


水の取り替え方や贈るときのオーダーのコツなど、今回は菊池さんにわかりやすく答えていただきました。次回は2人の花に関するエピソードや付き合い方をお話ししてもらいます。

 

菊池裕子 Yuko Kikuchi オーダーメイドのフラワーアトリエ「Malmö(マルメ)」を主宰。オープン間もなくしてセンスの良さが評判となり、ライフスタイルにこだわるモデルやファッション関係者に多くの顧客を持つ。Instagram:@malmo_flower


【協力店リスト】
ミューラーオブヨシオクボ tel. 03-3794-4037
ナゴンスタンス tel. 03-4730-9191

撮影/目黒智子
スタイリスト/福田麻琴
ヘア&メイク/横谷百栄(FIX-UP)
取材・文/笹本絵里
構成/幸山梨奈

 

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