花にも注ぐ水にも高低差をつけてリズミカルに活けてみる

 

使っているのは前回と同じブーケの花。一輪ずつ活けることで、同じ花でも印象ががらり変わります。

はまじ:試験管は花の高さが揃わないように活けてみました。

菊池:すごくいいと思います! 水の量も変えていてリズミカルに仕上がっていますね。

はまじ:アロマキャンドルの容器は、口が広くて高さもないので、どう活けようか悩みました。活けた花が斜めにたおれるのを生かして、初めからうなだれている花に選びました。

菊池:これはグリーンベルです。花のよさを引き出した飾り方になっていますね。

はまじ:菊池さんならどう活けますか? 

菊池:そうですね。小さなミニブーケをイメージして活けてもよいかと思います。まずグリーンを花器に入れて土台にし、これから活ける花が動かないようにします。それからバランスを見ながら他の花材を活けます。それと一輪挿しに向いている花ですが、はまじさんが活けた茎が華奢なものの他に、カラーやガーベラなど茎がスッとしているものや、チューリップなど茎の動きがあるものもおすすめ。スタイルのいい姿をそのまま見せてあげてください。

 

空き瓶やコップさえ花瓶にしたら、ポトリと落ちたつぼみさえ、飾ることができるかもしれません。

次回は水の取り替え不要! 巷で話題のスワッグをご紹介します!

 

菊池裕子 Yuko Kikuchi オーダーメイドのフラワーアトリエ「Malmö(マルメ)」を主宰。オープン間もなくしてセンスの良さが評判となり、ライフスタイルにこだわるモデルやファッション関係者に多くの顧客を持つ。Instagram:@malmo_flower


【協力店リスト】
ミューラーオブヨシオクボ tel. 03-3794-4037
ナゴンスタンス tel. 03-4730-9191

撮影/目黒智子
スタイリスト/福田麻琴
ヘア&メイク/横谷百栄(FIX-UP)
取材・文/笹本絵里
構成/幸山梨奈

 

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