fashion

31部屋を劇的に変えたいなら布が一枚あればいい！【モデルはまじ】

2020.2.18

浜島直子

気分転換や変化を求める模様替えなら、「馴染む＆使い回せる」は不要

カーディガン¥19000、ワンピース¥27000／カレンソロジー（カレンソロジー青山）

今田「気分転換の模様替えは、便利そうとか、部屋のテイストに似合いそうと言う理由で選ぶと、劇的な模様替えにはならないことも。家具のように高額ではありませんし、ここは『好き』を最優先しましょう。冒険心で選んでもよいのではないでしょうか」

はまじ「あれこれ考えすぎるより、最初に『これ素敵！』と思ったものの方が、連れて帰ってからもときめきが続きますよね。それに『このテイストも我が家に合うんだ！』という、新しい発見もあったり」

今田「ご自身が気に入ったものなら、きっと好きが詰まった部屋に合いますよ。また、サイズによって使い方もいろいろあるので、深く考えなくてOKですが、面積が小さめなら色が鮮やかだったり刺繍など細工が施してあるインパクトのあるものを、大きめサイズならシンプルなものにすると合わせやすいと思います」

一方、家族が心地よく過ごすことを大切にした、はまじの布選び

たくさんの布にテンションが上がりながらも、決めるときは迷うことなく選んでいたはまじ。自分の好きなものを知っている大人の女性ならではでした。
彼女がグランピエの棚から選んだのは、意外にもベーシックな色合い。

2枚選んだうちの一枚が手に持っている白の布。もう一枚の青いファブリックは次回の更新で公開します！

はまじ「この２枚の布はどちらも無地なことに加え、ディテールが細かなところが気に入りました。白い布には刺繍が入っていたりレース部分が透けていたりと実に表情豊か。また、青いファブリックもタッセルがついていて、手仕事の気配を感じます。今回は夫や息子にも心地のいい空間を作るとしたら、どんな布がいいかなと思いながら選びました。夫婦ともに読書や映画鑑賞が趣味なので、休日は家で過ごすことがほとんど。おうちのインテリアを選ぶときは、家族が心地いい空間であることを何よりも大切にしています」

頬に触れる風から春を感じたら、まずはお気に入りの布探しに出かけましょう。知識豊富なお店の人との会話を楽しんで、いよいよお気に入りの一枚探し。それだけでも気分は十分にリフレッシュするはず！　次回は、選んだ布をどのようにしてインテリアに利用するか、具体的な使い方のアイディアをご紹介します。

今田愛　ライフフスタイル・プロデューサーのパトリス・ジュリアン氏、インテリアスタイリストの山田喜美子氏の従事し、フリーランスに。インテリアと料理という別ジャンルをトータルでプロデュースできるスタイリストとして人気を集める。雑誌、広告、店舗ディスプレイなど多方面で活躍。@ai_imada

【協力店リスト】
カレンソロジー青山　tel. 03-6419-7899

撮影／片岡祥
スタイリスト／今田愛
ヘア＆メイク／TOMIE(nude)
取材・文／笹本絵里
構成／幸山梨奈

PROFILE

浜島直子Naoko Hamajima

1976年北海道生まれ。18歳でデビューし、”はまじ”の愛称で親しまれる人気モデルに。ブログやInstagramで紹介される飾らないライフスタイルにも注目が集まる。モデルとして活動する一方で、NHK総合「あさイチ」などのテレビ出演するほか、NHKラジオ第１「まんまる」で水曜パートナーを務めるなど多方面で活躍。夫・アベカズヒロ氏とのユニット「阿部はまじ」として絵本『ねぶしろ』（ミルブックス）等がある。また最新刊『けだま』（大和書房）や『蝶の粉』（ミルブックス）など随筆にも定評がある。