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“常に女性が受け身”がセックスレスを生む。まずは、自分の身体を理解することから

円満なセックスライフを送るカギは
「心技体」+「コミュニケーション」


いつまでも円満なセックスライフを楽しむために、オリビアさんが重視しているのは「心技体」と「コミュニケーション」。

「“心”とは、性を肯定的に捉え、「女性とはこういうもの」「それははしたない」などの思い込みを外す心の持ちよう。“技”はテクニック。確実に気持よくなれる体位やテクニックはあります。
テクニックというと玄人女性っぽい印象を抱くかもしれませんが、そうではなく『ふたりで気持ちよくなれる触り方や体位を見つけよう』といったユルテクを想像していただけたら。“体”は、自分の快感と向き合う身体づくり。抵抗のない範囲で快感のセルフトレーニングをすることをおすすめします。
そして最後に“コミュニケーション”は、自分の身体を理解したうえで『して欲しいこと』や『して欲しくないこと』をきちんと相手に伝えられることですね」

大人の女性でも自分の性器を見たことがない人は多いといいますが、構造がわからないままでは、気持いいポイントを探すこともできません。

「セックスは、痛みや不快感がある場合はもちろん、快感がなくても続けていくのが難しくなってしまうもの。心から楽しみながらセックスを続けていくためには、心理面と向き合うだけでは不充分なのです。
相手との行為でオーガズムを得たいなら、まず自分の身体がどういう仕組みになっていて、どこをどのくらい時間を掛けて触れば快感を感じるのかということをセルフトレーニングで把握すること。女性自身が知らなければ、身体の仕組みが違う男性が理解できるはずはないですから」

オリビアさんの著書『愛され女子は知っている 世界でいちばん幸せなおうちセックス♡』(マガジンハウス)は、“セックスレス”がテーマ。その理由ごとに4つのタイプに分け、心と身体の両面から解決法を提案します。幸せなセックスを叶えるために知っておきたい、オーガズムの知識やセルフトレーニング方法、アンダーヘア処理やニオイケアの話など、役立つ情報も満載!


快感のセルフトレーニングを
自分の身体を理解する新習慣に


“自分の快感を知るためのセルフトレーニング”とは、いわばマスターベーションのこと。ただ、これまであまりしたことがなく抵抗感が強い場合、入口としておすすめなのが、ミモレでも何度かご紹介してきた“デリケートゾーンケア”です。

「まずは性器を意識する習慣をつくることが肝心。丁寧に洗いながら、見て、触れて、感覚を掴むと抵抗感は減りますし、あわせてオリモノの色や出血などをチェックする習慣をつければ婦人科系疾患の早期発見にも繋がります。
デリケートゾーン用ソープを泡立てたら、クリトリスの周りや大陰唇と小陰唇の間の溝などを丁寧にマッサージしながら洗ってみましょう。慣れてきたら、クリトリスに中指をあて、タテやヨコ、円を描くようになど指を動かしながら、どの動きが気持ちいいのか試してみてください。

最近は、オナニーやマスターベーションについて『セルフプレジャー』という新たな呼称が使われ始めていますね。新しい言葉が生まれる時は、古い名称に付いていたイメージが払拭される感覚がありますが、マスターベーションも以前に比べて日常に馴染んできたということではないかと思います。
顔のマッサージをするようにクリトリスをマッサージして、性的快感を楽しみながら自分の身体を知る時間を持てるといいのではないでしょうか。おしゃれで高機能なセックストイも増えているので、そういったものを使ってみるのもいいですよ」

bda ORGANIC(ビーディーエー オーガニック)は、「オーガニックの力で、大人のセックスを楽しく、心地よく、安心安全に」をコンセプトに、2018年に誕生したセクシュアル・アメニティ・ブランド。写真左のチューブは潤い不足が気になる40〜50代以降のセックスにも嬉しい「オーガニックジェリーローション ソフト ユズ&グリーンティ」(200ml/¥2400)。食品グレードのオーガニック商品だから、万一口に入っても安心。右のボックスはカードタイプの個包装で携帯に便利です。



「相手が喜んでくれればいい」「したいと伝えられない」「ラクだからお任せ」など、女性がセックスにおいて受け身でいる理由は様々あると思います。でもあらためて考えてみたいのは、それがセックスレスやレス気味となってしまっている“いま”に繋がっているのではないかということ。
もしも現状を変えたい気持ちがあるなら、一度、自分のセックスを振り返ってみるといいのかもしれません。

「bda ORGANICセクシャル・ヘルス講座」は、今年中にあと数回開催される予定。次回以降は、レギュラー講師のオリビアさんに加えて医師や専門家を招いたり、最新のセルフプレジャーグッズについて掘り下げたりしていきたいとのこと。気になる方はぜひ、bda ORGANICのインスタグラムフェイスブックからチェックされてみてはいかがでしょうか?


撮影・取材・文/村上治子
構成/片岡千晶(編集部)



 

 

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