スタイリングディレクター大草直子著『飽きる勇気〜好きな2割にフォーカスする生き方』より、「変化を恐れず自分軸で生きるアイデア」を一日ひとつずつご紹介します。
この本を書くにあたって、「これまでお手本にしてきたり、憧れてきた人はいますか?」――そんな質問を頂きました。
振り返ってみても、追いかけ続けたりした人っていないのです。ただ、人生の岐路で、必要な言葉をかけてくださるお手本的な存在としていた人は、確実にいます。
そしてそんな方々は、48歳のいまも、ちょっぴり人生の先を行く存在として時に灯りになり、時に共に現代を生きるものとして支え合う存在ともなっています。彼女たちの生き方を見ていると、どんどんエッセンシャル(本質的)な方向へ向かっているように感じます。どんどん軽やかになって、ピュアになっていく――そんなイメージです。
「アフターコロナの時代」
「ニューノーマル」
――そんな言葉がスタンダードになりつつある日常で、これからの生き方やあるべき姿みたいなものを、私もたくさん考えてみました。そこで、いま言えるのは、彼女たちのように、軽やかに自分らしく生きていくというのが、ひとつのお手本になるのかな、ということ。
先日、そんな生き方を示してくださる存在のひとり、マディソンブルーの中山まりこさんに、この本のテーマ「飽きる」ということについて話をしたときに言われた言葉がとても印象的でした。
飽きるというよりも、どんどん進化していっているということだよね。
ファッションの仕事をしていると〝永遠の定番〟なんて言うけれど、
そんなものは、本当はないんだよ。自分の10年後なんてわからない。
永遠なのは、自分が変わり続けるということ。人は変化して
進化することで永遠に自分を好きでいられるんじゃないのかな。
って。まさにこれです。変わり続けるからこそ進化できる。そして、進化していくことが、永遠に自分を愛することに繫がっていく、と改めて思い至ったのです。
覚えておきたい!
大草直子の「自分軸で生きる方法」
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第2回「「逃げたっていい」今いる場所がすべてじゃない【自分軸で生きる練習】」>>
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第4回「仕事が私に自信をくれるはず。 だから、就職浪人してでも 編集者になりたかった【自分軸で生きる練習】」>>
第5回「「ヴァンテーヌ」が 教えてくれたこと。 サルサとの出会い【自分軸で生きる練習】」>>
第6回「飽きることは マイナスじゃない。 飽きたことを 続けるのが一番怖い【自分軸で生きる練習】」>>
第7回「キャリアは3つのステージ、3つの視点で考える【自分軸で生きる練習】」>>
第8回「目の前にあることに「虫」の視点で取り組んだ第1ステージ【自分軸で生きる練習】」>>
第9回「第2ステージは「鳥」の視点で視野を広げ経験や知識をシェア【自分軸で生きる練習】」>>
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第23回「子供は社会からのお預かりもの。一対一でオーダーメイドな子育てを【自分軸で生きる練習】」>>
第24回「子供自身が「楽しい」か。子育てで大事なのは「選択」を経験させること【自分軸で生きる練習】」>>
第25回「8割のことはやらない。好きな2割にフォーカスする【自分軸で生きる練習】」>>
第26回「心の可動域を広げ「詰まり」は自分で開通させる【自分軸で生きる練習】」>>
第27回「買った先の未来に責任を持つ。それがお客様目線、読者目線であるということ【自分軸で生きる練習】」>>
第28回「ビジョンを持ち、逆算して行動する未来への段取り力【自分軸で生きる練習】」>>
第29回「コロナが教えてくれた、おしゃれの尊さと時間は貯金できること【自分軸で生きる練習】」>>
第30回「経験とスキルを言語化し、軽やかなキャリア形成をお手伝いしたい」>>
第31回「時代は「所有」から「シェア」へ。私ができること【自分軸で生きる練習】」>>
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