こんにちは、エディターの昼田です。
先日、写真を整理していて「私の顔、変わったなぁ」とふと思いました。これはちょうどクローゼットの片づけに着手した2016年ごろ。
楽しい旅行に出かけたはずなのに、心から笑ってない私。どこか闇を抱えていますよね……(笑)。あの頃は、仕事もプライベートも何もかもうまくいかず、毎日がストレスフルな状態でした。
あれから6年。メイクやアイウェアの影響もあるのですが、やっぱり変わったなぁと思います。でも変えようと意識したことは一度もないんですよ。
断捨離したら、私の中に本来あったものが表に出てきた。
そんな感じでしょうか。
断捨離が人生のもやもやを取り払い、人の顔を変える!? というのも、あながち嘘ではないと思っています。
さて今日は「心変わり」についてお話してみたいと思います。これ好き! と思って買ったはずなのに、「あれ、もう気分じゃないかも……」となってしまうこと。みなさんも経験されたことがあると思います。
私は今でもありますよ。でも、絶対に自分を責めません。とてもポジティブな気持ちで「そうか、私は変わったのだ」「私はアップデートしたのだ」と捉えるようになりました。服を買った当時の私よりも前進したから生まれる違和感であって、次に進むサインだと思っています。
人は変わるんです。人の気持ちも変わる。誰もがそうで、とても自然な流れなのだと思っています。
たとえば、今日欲しいと思ったものが、明日も欲しいとは限らない。オンラインショップで商品をカートに入れっぱなしにしていて、買い忘れのメールが来たころには「え!? もういらないかな」と気持ちが変わっていた経験はありませんか?
気持ちは毎瞬、変わっています。
そのことに気がついてから、断捨離後のワードローブで「長く使えそうだから買う!」が一切なくなりました。「それなりの価格だったから最低でも5年は使おう」ということもありません。だって、5年後の気持ちなんて絶対に分からないですから。
買うときの無駄な誓いを辞め(笑)、長くても2年しか考えないことにしました。たとえば冬のコートなら、今シーズンと来年使いたいものかどうか。結果的に3年以上着たコートもあるのですが、それはそれ。
「長く使うこと」に執着しなければ、気持ちも軽くなり、いつまで着るか分からないのだからちゃんと服と向き合おうという気持ちが湧いてきます。まるで期間限定の恋愛みたいに「よし、楽しんでやる!」という気持ちになるんですよね。
長く使うことよりも、どんな気持ちで付き合うか。私が大事にしていることです。
次回に続きます!
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撮影・スタイリング・文/昼田祥子
構成/出原杏子
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