だって、(他人のために)おしゃれでいようとする自分ですよ。他人の評価は日によっても、人によっても変わるものなのに、そんなフワフワしたものに振り回されている私。なんかバカバカしくなっちゃったんです。他人に照準を合わせた人生なんてもったいないよ。他人の評価から自由になりたいと強く思った。
一体私は誰におしゃれと言ってもらいたいのか? だったら私は自分で言おうと思ったんです。
今日もいいじゃん、私っていいじゃん。何着たって私は私。どんな私であっても、私の素晴らしさは何一つ失われることはない。
大切なのは今日の格好を誰かに褒めてもらうことではなくて、自分が満足していること。ベクトルを「外」ではなく、自分に向けていくこと。
クローゼットから「他人」を排除する。私がどうありたいか、どうなりたいか。シンプルにそれだけでよかったのです。
クローゼットとは本来そういう場所であったはずなのに、たくさんの他人を連れこんでいました。そんなクローゼットを前にして「自分らしさが分からない」「私のスタイルが見つからない」ってもがいていたわけですが、そりゃそうよねと。
クローゼットに守らなければいけないルールなんて一つもありません。他人の目を意識した「〇〇しなければいけない」というルールを捨てる。
・きちんとしなければいけない
・着回ししなければいけない
・毎日一緒ではいけない
・年相応にしなければいけない
・華やかでいなければいけない
・女らしくしなければいけない
今の私には、どれもありません。きちんとしようと思ってないし、着回しどころかだいたい似たような格好です。年甲斐もなくダメージデニムをはいているし、女らしいよりも男っぽいし(笑)。
自分がありたいように、在ればいい。ルールに自分を合わせていくのではなくて、自分自身がルールそのものになる。どんなルールがあってもいいのです。
【おまけ】
先日のインスタライブをご覧になっていただきありがとうございました。これを見ていた夫は、捨てられないと思っていたオーダースーツを手放せてすっきりした顔になっていました(笑)。みなさんの捨てたものも、ぜひ教えてくださいね! 下記のコメント欄にどうぞ!
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撮影・スタイリング・文/昼田祥子
構成/出原杏子
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