こんにちは、エディターの昼田祥子です。

小さな不快を無視しない!「ありたい自分」を定めることの大切さ【エディター昼田祥子さん】_img0
シャツ/シテン トップス・サンダル/ユニクロ パンツ/リラクス

断捨離中のあるとき、安い服はぞんざいに扱い、高い服は丁寧に扱おうとする自分がいることに気がつきました。買うときも安いものと高いもので慎重さや真剣度が違う。モノによって態度を変えている私。そんな自分にがっかりした。私、何をやっているんだろう。こんな自分を卒業しなければ、モノに一生振り回されてしまうことになる。


そこで、私は決めたのです。
ユニクロでもシャネルでも、態度が変わらない人でありたい。買うときも扱うときも、ケアも。シャネルだから大事にするのではない。ブランドやプライスに踊らされないで、いつでもモノとフラットに付き合える人でありたい。

 

「〇〇な自分でありたい」。

そうやって腹を決めると、まず意識が変わります。
意識が変わらなければ、決めきれていません。

意識が変わったら、行動が変わります。
私の場合は、ユニクロでは試着に時間をかけるようになり、ぐったりするほど真剣に選ぶようになりました詳しくはこちらの記事。シャネルの商品を買うときも真剣に選ぶなら、同じことをしていないといけません。タグを見て態度を変える自分を発見したら、「おいおい、ちょっと待てよ」と自分を制したりするわけです。
やがてブランド名はただの看板にしか見えなくなり、やればやるほど「ありたい自分」に近づいていく。そして今、気がつけば、モノとフラットに接することができる自分を手にしていました。

小さな不快を無視しない!「ありたい自分」を定めることの大切さ【エディター昼田祥子さん】_img1
 

そう、どんな自分でありたいのか。
はっきりさせると、必ずなるのです。
なんのテクニックもいりません。ぐっと腹に力を入れて、「私はこうあるんだ!」と決めればいいだけ。意識が変われば、自動的に変わっていきます。

たとえば

・快適であることを優先する私でありたい
・自分の本音を大事にできる私でありたい
・服のストレスがない私でありたい
・得意なことだけに力を注げる私でありたい

これらも全部、私の望んだ姿です。
昔の私は「ありたい自分」なんて考えたこともありませんでした。ノートに書き出してみようかと向き合ってみるも、そういうコーチング的なことをやるのはとても苦手。今思えば、自己対話をしないで生きていた人間がいきなりできるはずないんです。

私が断捨離中にたどった道は、日常生活の中で自分の「不快」をたくさん集めていくだけ! そうすると結果的に「ありたい自分」を抽出することができていました。

・高いヒールは足が疲れるからイヤ
・毛玉ができるようなケアが面倒なものがイヤ
・靴紐が多いスニーカーがイヤだ
・色合わせを考えるのがイヤだ
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こうして「イヤ」をピックアップしていくうちに、今までいかに不快なことをスルーしながら生きてきたのだろうと思いました。不快に鈍感。つまり、自分に対して乱暴な扱いをしているということでもあります。小さな不快に気がつき、取り除いていけるのも自分です。

クローゼットの続きで、今の私は日常生活の中で「ありたい自分」を見つけていくのが楽しみ。

・お金に振り回されない自分でありたい
・お金にかかわらずやりたいことができる自分でありたい
・肩書きなど見えるもので人を判断しない自分でありたい
・子供の気持ちを大事にできる親でありたい

など!

だって、決めれば意識が変わるのだから、決めたもの勝ち!

みなさんは、どんな自分でありたいですか?


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撮影・スタイリング・文/昼田祥子
構成/出原杏子

 

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