こんにちは、エディターの昼田祥子です。

ワンピース/マリハ

実家の隣には、祖父母の家があります。祖母の介護をきっかけに両親は移り住んだため、実家は荷物を残したまま、廃墟状態になっていました。

我が家の断捨離をはじめた経緯は、また後日お話しするとして、姉がふと言いました。

 

「あんたの部屋も片付けなさいよ」

そうだった! 


数年ぶりに自分の部屋に入ってみたら、自分ではちょっとしかないと思っていたけれど、けっこうモノがあるじゃん……。実は20代で海外に留学したとき、それまで住んでいた東京の家を引き払い、荷物を丸ごと実家に送りつけていました。当時は捨てようという気持ちがありませんでしたので、洋服や雑誌、仕事の資料などをそのまま送った記憶があります。

ということで先週、片づけのために帰省。

昔の私は捨てられなかったけれど、今の私はモノに対しての未練がありません。この数年は見ていなかった、つまり存在すら把握していないようなモノですので、全部不要なもの。躊躇なく片っ端から捨てていきました。
が、思った以上にモノが出てくる、出てくる。備え付けの収納を開けたときガーン……。小学校のノートやらテストなど、30年以上前のものがわんさか出てくるじゃないですか。几帳面な父がとっておいてくれた保育園時代のお便りなんてものまである! 物持ちよすぎ! お父さん、何に使うつもりだった?

片づけられない母が捨てるはずもなく、本当のゴミ以外は整理してとっておくのが好きな父。私が捨てないとこうなるよね……。モノの多さに、ショックを受けました。

捨てながらしばし、過去の自分にトリップ。

昭和感のあるカセットテープ。歌番組をよく録音していたなぁ。

 

中学時代に使っていた、親友との交換日記。本当にくだらないことが書いてある(笑)。

 

雑誌の量が、思った以上にある。しかも雑誌って重いんですよ。まとめるだけでも相当な体力を要しました。

 

いやー、もっと若いうちにやっておけばよかったと後悔。

 

過去の私に遭遇。この赤いパンツを毎日はいていきたいと駄々をこね、母が夜な夜な洗ってくれていたことを思い出します。好きな服がいい、毎日同じ格好がいい。今の私のスタイルは、幼い頃からすでにあったのです。あのままでよかったんだ。思いっきり遠回りしたなぁ(笑)。

 

小学校から大学まで、もらった手紙が山のように残っていました。あの頃抱いていた感情をなぞっていたら涙がでたりして。

結局、ちょっとどころかとんでもないゴミの量でした。私と家族のものを合わせて本は2トントラックで引き取りにきてもらいましたが、玄関に積み上げられた量を見て、業者さんの顔が引きつっていましたね笑。

「ここ最近では見たことない量ですね……」

いやいや、我が家の本はまだまだありますから。

本の引き取り料は40000円弱。暑い中、運んでくださって、業者さんに感謝です!

我が家の断捨離ははじまったばかり。
分かったことは、

・引越しを経験していない一軒家は、モノの量が多め。
・古い住まいは、収納に奥行きがあり、見た目の3倍はモノがある。
・溜め込んだモノに体力もお金も奪われる。こまめな排出にこしたことはない。


宿便みたいな詰まりが取れてすっきり! 何度も言いますが、モノを捨てたら必ず必要なものが入ってきます(詳しくはこちらの記事)。さぁ、私の場合は何かしら? ワクワクしています!


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撮影・スタイリング・文/昼田祥子
構成/出原杏子

 

 
 

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