新刊『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』も大好評のファッションエディター昼田祥子さんが、「服捨て体験」を通して得た気付きや今気になるトピックについて綴ります。


こんにちは、エディターの昼田です。

「フリマをやるので、お時間があればいらっしゃいませんか?」

と稲垣えみ子さんからお誘いを受けたのが年末のことでした。何かを買いたい、というよりも、稲垣さんにまたお会いしたかったので(笑)嬉しくて、もちろん行きますと即答。

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稲垣さん行きつけのカフェにて行われたフリマ。お知り合いのスタイリストさんが出品者ということもあって、素敵なブランドのものがずらり。

「このデザイン、素敵よね〜」「この素材、なかなかお目にかかれない感じですよね〜」「私、この時代のギャルソン、好きだったなぁ〜」「あなたにはこっちよりこっちのTシャツじゃない?」あーだこーだ、こうやって服を媒介にして、会話が広がっていく感じ。なんて楽しいんだ! 友達と服を買いに行くなんて、ほとんどやったことがありません。みなさんも多くはそうじゃないでしょうか。買う買わないは一旦置いておいて、服を見て今感じたことをシェアしていくなんて、滅多にないけど楽しい体験でした。 

ということで、今月、自分でもフリマをやってみることにしました(笑)。

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ちなみに、私が買ったのはこのステラマッカートニーのメッシュブルゾン。ヨガのときの羽織りが欲しいなぁと思っていたので、500円にてゲット! ラッキー♡

使えるものは、どんどん生かしていく。
そんな思考になれたのは、「服捨て」をしたからこそ。私自身、たくさんの服をメルカリやリサイクルショップを通して、次の方にお譲りしてきました。私とはご縁が切れてしまったけれど、どうかいい人に巡り会えますように。そんな思いでお嫁に出してきました。

ですから、私自身も誰かから服をバトンタッチしてもらえたらと思うんですよね。新品じゃなくてもOK! 誰かにとって不要なものでも、私にとっては心から愛するアイテムはぜひ引き取りたいと思ってます。

例えば、このアウターの下に着ているニットは、ユニクロの定番商品の「カシミヤクルーネックニット」(メンズ)。愛用歴5年以上ですが、一度買い替えたときに探したのが中古品のものでした。

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新しくなくても全く問題ありません。ニット/ユニクロ ピアス/GU ダウン/ザ・ノース・フェイス  
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例えば、このリーボックのスニーカー「インスタポンプフューリー」は3代目。初代をのぞき、すべてメルカリで中古品を調達してきました。靴ひもがなく着脱がイージー、軽くて、全身ネイビーやブラックのコーデが多い私には、白のソールが抜け感になってくれる。そう、これ以上に私にとって最高なスニーカーはないのです。

ですから、不用品とあればぜひ私が引き取りますというスタンスです(笑)。

フリマでも、リサイクルショップでもメルカリでもなんでもよし。これ以上過剰な生産をしないためにも、消費者の一人としてできることは、あるものの命を繋いでいくことだと思っています。新品でなくてもいいじゃない!
 

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<新刊紹介>
『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』

著・昼田祥子
¥1540(税込)
講談社

Amazonはこちら
楽天ブックスはこちら

クローゼットに収納術はいりません。
「クローゼット=本当の自分」にできれば、勝手に整うものだから。
ただ、自分の心地よさに従うこと。
本来の自分を生きるという覚悟を決めること。
捨てられずに人生を詰まらせているものに向き合い、手放していけたとき、人生はすごい速さで自分でも思いがけない方向に進んでいきます。
1000枚の服を溜め込んだファッション雑誌編集者の人生を変えた「服捨て」体験と、誰でもできるその方法を伝えます。 


着用・文/昼田祥子
構成/出原杏子
 

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